いよいよ来る10月22日、ポイントサイト「モッピー」を運営するセレスが東証マザーズに株式上場します。
業界としてはECナビの「VOYAGE GROUP」、げん玉の「リアル・ワールド」が既に上場しています。
業績拡大のために株式市場での資金調達は必須、ってところでしょうか。

ポイントサイトの仕組み
ところでポイントサイトっていくらぐらい儲かっているものか、皆さんご存じですか?
気になりますよね!
まず、ポイントサイトってどんな仕組みになっているかというと下図のような感じ
- ポイントサイトさんが広告主から依頼を受け、ポイントサイト上に広告を掲載 (物をたくさん売りたいから、バンバン宣伝してね!)
- スポンサー企業(広告主)を広告利用に応じてポイントサイトに広告費(宣伝料)を支払い (宣伝してくれてありがとう!見返りに宣伝料払うよ!)
- ポイントサイトからユーザーに広告費(宣伝料)の一部を還元 (広告主から宣伝料もらったから、分けてあげるよ!またうちのサイト使ってね!)
という感じです。
われわれユーザーがもらっているのは、この「広告費(宣伝料)」の一部であり、これをポイントでもらっているわけですね。
ポイントサイトの儲けっていくらぐらい
では、ポイントサイトの取り分、つまり広告主からもらった広告費からユーザーに還元する分を差し引いたいわゆる「利益」(粗利益)ってどのぐらいあるのでしょう。
下がげん玉とモッピーの各ポイントサイト運営企業の直近の粗利益率です。
- リアル・ワールド(げん玉) 46.9%
- セレス(モッピー) 40.0%
つまり、スポンサー企業からの広告費(宣伝料)の半分強ぐらいがユーザーに還元されてるっていことですね。
(ポイント40円の広告なら、広告主が出している広告料は100円、モッピーの取り分は60円ってことですね)
当然コレって粗利益率ですからここから人件費などの経費が差し引かれて最終的な正味利益がポイントサイト企業の手元に残る計算となります。
粗利益率は各ポイントサイト運営企業の体力によって異なりますから、これが「同じ広告案件でもポイントサイトによってポイントが違う」という状況を生んでいるわけです。スーパーでも同じ商品が各スーパーごと(イオンやイトーヨーカドーなど)に異なる値段で売られているのと同じですね。
ご参考にしてみてください。
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